2012年02月01日
未来ファンドおうみフォーラム、パネル出展
2012年1月28日(土)に開催された「未来ファンドおうみフォーラム」に子育てネットとしてパネル出展しました。
滋賀子育てネットワークの活動をひろく知ってもらうのが第一の目的ではありますが、それ以前に、イマドキの子育ての現状を見て欲しい、というのが本音。
その意味をこめて、あえて手書きのパネルを準備しました。
「孤立と不安の子育て」の一部でも伝わりましたでしょうか?
(1)カプセル育児
母と子。アパートの一室に閉じこもる日々。=カプセル育児
→親子連れに冷たい視線。社会。子どもを連れて出歩くしんどさ。
(でも、子どもと二人きりで過ごすのもしんどい。←虐待へ・・・)
自分以外の人=母親しか知らない子ども
自分の子しか知らない親=自分の経験だけで子育てに取り組む
0歳~3・4歳(幼稚園に行くまで)の間このカプセル状態が続く怖さ。
コミュニケーションの訓練もないまま3・4歳で突然集団の中に放りこまれる子と親
→コミュニケーション不全の子ども、モンスターペアレントの誕生!
(2)居場所・所属がない
当たり前に仲間がいて話ができる ・ 自分が居ていい場・役割のある場 =居場所・所属
~職場、学校、近所、習い事、スポ少・・・~
出産を機に会社をやめる→居場所・人間関係が一旦白紙になる
昔は「○○の嫁」「婦人会」「寺の檀家」など嫌でも所属があった。現代では、寝に帰るだけのアパート・近所づきあいもない。
公民館や子育て支援センターなど、支援の場も知らない。(知っているのは近所のスーパーくらい。)
自ら自発的に動いて、居場所を作っていかないといけない。※しかも赤ちゃん連れの状況で
(3)ちょっと見てて、がきかない
24時間・365日、一時も赤ちゃんから離れられない日々
しかも、「見たことも触ったこともない赤ちゃんをちゃんと育てるのが当たり前」、というプレッシャー
核家族という気軽さを選択した結果、経験もないまま不安と孤独の中手探りで子育てをしなくてはならなくなった。
→逃げ場のないかごの鳥状態。
例えば、病院へ行くなどちょっとの間誰かに子どもをみてもらえたら・・・。とはいえ、子どもが慣れてない人に見てもらうわけにも行かず?
(4)イベントではなく日常の居場所
今までの子育て支援は 「イベント型」「子ども支援」
これからの子育て支援は 「居場所づくり型」「親支援」
元気で前向きな親の元でこそ、子どももすくすく育つ!
うまく子育てできていない親を責めるのではなく、その原因を見つけ問題解決していける「支援」が大切。
月に一度の「親子ひろば・講座」は、出かけるきっかけにはなっても毎日の居場所にはならない。
たった一人でいい、愚痴や冗談の言い合える”ママ友””仲間”さえできればまずは一安心!
(5)多様な受け皿によるネットワーク
くまちゃんエプロンを着た保育士と手遊び?お遊戯?工作?
支援は増えた!次は「多様な支援」と「ネットワーク」
滋賀子育てネットワークが活動を始めて14年。支援の場は格段に増えた。
でもまだ、画一的で、参加するのは優等生的な親が多いイメージ。
ヤンママも、アウトドア派も、働くママも、パパも・・・
いろんな親(ジジ・ババ)が集い交流できる多様な場ができれば。
そして互いの活動を知り、ネットワークを構築していく
→支援の場に出てこない、孤立してしんどい親子をキャッチアップしていく
(6)一歩外に出る勇気
孤立したママも・支援者も・社会も
急激な少子高齢化は止められない状況。
少子化を少しでもゆるやかにし、子育てしやすい社会のためにも0~3・4歳の間の親子支援をもっと手厚く!
(この時期をしっかり支えられれば、引きこもりも、ニートも、キレる若者も、モンスターペアレントも、虐待も減る!と考える)
「子育て」「おんな子どもの事」に無関心だった会社員・OL・学生・子育ての終わった年代の方・・・みんなが自分たちのこととして受け止めないとなにも変わらない。
子ども連れを見かけたら、顔をしかめるのではなく、にこっと笑顔を!
「大変だね」「頑張ってるね」「わかっているよ」「味方だよ」のサインを!
ママも時には弱音を吐いて「お互い様の関係作りを」まずは近所から。自分ひとりで生きてるつもりだったけど、子育てはひとりでできっこない。
子どもを産み育てるこの時期こそ「地域デビュー」のきっかけ!
以下、当日のパネルコーナーの様子です。
滋賀子育てネットワークの活動をひろく知ってもらうのが第一の目的ではありますが、それ以前に、イマドキの子育ての現状を見て欲しい、というのが本音。
その意味をこめて、あえて手書きのパネルを準備しました。
「孤立と不安の子育て」の一部でも伝わりましたでしょうか?
(1)カプセル育児
母と子。アパートの一室に閉じこもる日々。=カプセル育児
→親子連れに冷たい視線。社会。子どもを連れて出歩くしんどさ。
(でも、子どもと二人きりで過ごすのもしんどい。←虐待へ・・・)
自分以外の人=母親しか知らない子ども
自分の子しか知らない親=自分の経験だけで子育てに取り組む
0歳~3・4歳(幼稚園に行くまで)の間このカプセル状態が続く怖さ。
コミュニケーションの訓練もないまま3・4歳で突然集団の中に放りこまれる子と親
→コミュニケーション不全の子ども、モンスターペアレントの誕生!
(2)居場所・所属がない
当たり前に仲間がいて話ができる ・ 自分が居ていい場・役割のある場 =居場所・所属
~職場、学校、近所、習い事、スポ少・・・~
出産を機に会社をやめる→居場所・人間関係が一旦白紙になる
昔は「○○の嫁」「婦人会」「寺の檀家」など嫌でも所属があった。現代では、寝に帰るだけのアパート・近所づきあいもない。
公民館や子育て支援センターなど、支援の場も知らない。(知っているのは近所のスーパーくらい。)
自ら自発的に動いて、居場所を作っていかないといけない。※しかも赤ちゃん連れの状況で
(3)ちょっと見てて、がきかない
24時間・365日、一時も赤ちゃんから離れられない日々
しかも、「見たことも触ったこともない赤ちゃんをちゃんと育てるのが当たり前」、というプレッシャー
核家族という気軽さを選択した結果、経験もないまま不安と孤独の中手探りで子育てをしなくてはならなくなった。
→逃げ場のないかごの鳥状態。
例えば、病院へ行くなどちょっとの間誰かに子どもをみてもらえたら・・・。とはいえ、子どもが慣れてない人に見てもらうわけにも行かず?
(4)イベントではなく日常の居場所
今までの子育て支援は 「イベント型」「子ども支援」
これからの子育て支援は 「居場所づくり型」「親支援」
元気で前向きな親の元でこそ、子どももすくすく育つ!
うまく子育てできていない親を責めるのではなく、その原因を見つけ問題解決していける「支援」が大切。
月に一度の「親子ひろば・講座」は、出かけるきっかけにはなっても毎日の居場所にはならない。
たった一人でいい、愚痴や冗談の言い合える”ママ友””仲間”さえできればまずは一安心!
(5)多様な受け皿によるネットワーク
くまちゃんエプロンを着た保育士と手遊び?お遊戯?工作?
支援は増えた!次は「多様な支援」と「ネットワーク」
滋賀子育てネットワークが活動を始めて14年。支援の場は格段に増えた。
でもまだ、画一的で、参加するのは優等生的な親が多いイメージ。
ヤンママも、アウトドア派も、働くママも、パパも・・・
いろんな親(ジジ・ババ)が集い交流できる多様な場ができれば。
そして互いの活動を知り、ネットワークを構築していく
→支援の場に出てこない、孤立してしんどい親子をキャッチアップしていく
(6)一歩外に出る勇気
孤立したママも・支援者も・社会も
急激な少子高齢化は止められない状況。
少子化を少しでもゆるやかにし、子育てしやすい社会のためにも0~3・4歳の間の親子支援をもっと手厚く!
(この時期をしっかり支えられれば、引きこもりも、ニートも、キレる若者も、モンスターペアレントも、虐待も減る!と考える)
「子育て」「おんな子どもの事」に無関心だった会社員・OL・学生・子育ての終わった年代の方・・・みんなが自分たちのこととして受け止めないとなにも変わらない。
子ども連れを見かけたら、顔をしかめるのではなく、にこっと笑顔を!
「大変だね」「頑張ってるね」「わかっているよ」「味方だよ」のサインを!
ママも時には弱音を吐いて「お互い様の関係作りを」まずは近所から。自分ひとりで生きてるつもりだったけど、子育てはひとりでできっこない。
子どもを産み育てるこの時期こそ「地域デビュー」のきっかけ!
以下、当日のパネルコーナーの様子です。
滋賀県「受動喫煙のない社会促進会議」
2/20滋賀プラスサイクル推進協議会からの情報発信
12/23滋賀県「受動喫煙のない社会促進会議」が開催されました
11/28「滋賀県地域医療対策協議会」に出席しました
11/25「仕事と生活の調和・女性活躍推進会議しが」開催
滋賀県立病院経営協議会が開催されました
2/20滋賀プラスサイクル推進協議会からの情報発信
12/23滋賀県「受動喫煙のない社会促進会議」が開催されました
11/28「滋賀県地域医療対策協議会」に出席しました
11/25「仕事と生活の調和・女性活躍推進会議しが」開催
滋賀県立病院経営協議会が開催されました
Posted by 滋賀子育てネットワーク at 18:58│Comments(1)
│活動報告
この記事へのコメント
子育ては どれだけ周りに多くの人が
いるのかで しんどさが違うと思います。
両親がイキイキしていないと
子供に よくない影響がでていくなあと
実感しております。
子育てサークルや ファミリーサポートが もっともっと 広まり
地域の人交流が積極的になることを
願います。
働くママは 子供との時間が貴重ですが
24時間子供と一緒のママには
あえて 離れる時間や 一緒に家ではない環境で時間をすごす必要があると
思います。
学童保育に入っていない小学生の
居場所も必要だと思います。
いるのかで しんどさが違うと思います。
両親がイキイキしていないと
子供に よくない影響がでていくなあと
実感しております。
子育てサークルや ファミリーサポートが もっともっと 広まり
地域の人交流が積極的になることを
願います。
働くママは 子供との時間が貴重ですが
24時間子供と一緒のママには
あえて 離れる時間や 一緒に家ではない環境で時間をすごす必要があると
思います。
学童保育に入っていない小学生の
居場所も必要だと思います。
Posted by ライフオーガナイザーHiro at 2012年02月01日 23:01